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温泉について

温泉とは

そもそも温泉って、どこからが温泉で、どこからが湧水なの?温泉とは『温泉法』という法律で定義されており、地中から湧出する温水、鉱水および水蒸気その他のガスで、

源泉温度が25℃以上であること」または「9種類の物質のうち1つ以上規定値に達しているもの」に当てはまれば温泉と呼びます。 すなわち25℃以上あればたたの水でも温泉ですし、25℃以下でも含まれている成分が規定値以上であれば温泉法上では温泉なのです。
日本は温泉大国で約27,000もの源泉があります。その源泉ひとつひとつが異なるものであり、自分に合った温泉をみつけるのも楽しいでしょう。

 物理効果

温泉の主な効果は次の通りです。

①温熱


温まることで新陳代謝が高まり、血行促進、体内の不要物排泄を促し、免疫力を高めます。

②水圧


静水圧により全身に圧力がかかることで天然マッサージの状態です。

③浮力


温泉に首まで浸かると体重は約1/10になり、脳波が『α波』のリラックス状態になりやすくなります。

④粘性抵抗


お湯が身体を支え、楽に立つことが出来ます。体を動かすと空気よりも抵抗が大きいので自然と筋力を増強させる良い環境です。

 転地効果

日常生活を離れ環境に恵まれた温泉地に行くことで、五感に刺激を与え、ストレス解消・精神疲労・体調不良に効果があります。

海辺の温泉地(海抜0m付近)

○イライラしている人           

○高血圧の人
○呼吸器系の弱い人

×痛みのある人

×気分が沈んでいる人(うつ状態)


平地・高原の温泉地(主に海抜300m〜500m)

○万人に向いています


■山の温泉地(海抜500m~800m)

○低血圧の人

○悩みのある人

○うつ病の人

×イライラしている人

×高血圧の人


 薬理効果

温泉の成分を皮膚から吸収したり飲んで効果を発揮したりします。泉質は主に10種類あり、それぞれに『適応症』があります。

泉質について

泉質という言葉が使われるようになったのは天保8年(1837年)で、その頃から日本人は温泉へのこだわりがあったのでしょう。
現在使用されている泉質名になったのは平成26年で、大きく10の泉質に分かれます。自分にあった泉質を見つけるのも楽しいでしょう。

単純温泉


日本で一番多い泉質。
成分が一定以上に達していない温泉ですが、刺激が少ないため最も湯あたりしにくく、子供からお年寄りまで安心して入れる温泉です。

 

浴用の適応症


神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 運動麻痺
関節のこわばり うちみ くじき 痔疾 慢性 うつ状態 不眠症 自律神経不安定症など

 

 

主な温泉地
カルルス温泉(北海道) 鬼怒川温泉(栃木県) 石和温泉(山梨県) 道後温泉(愛媛県) 由布院温泉(大分県)

塩化物泉


単純泉に続き日本で二番目に多い泉質。 文字通り食塩が含まれ塩辛く、皮膚に塩分が付着し、汗腺にパックした状態になるため、保温効果が期待でき湯冷めしにくいことから『温まりの湯』と呼ばれています。

 

浴用の適応症


切り傷 やけど うつ状態 末梢循環障害 冷え症 皮膚乾燥症など

 

飲用の適応症


萎縮性胃炎 便秘

 

主な温泉地
稚内温泉(北海道) 厳美渓温泉(岩手県) 和倉温泉(石川県) 湯田中温泉(長野県) 南紀白浜温泉(和歌山県) 指宿温泉(鹿児島県)

炭酸水素塩泉


カルシウム及びマグネシウムイオンにより鎮静効果があり、入浴することで、皮膚の脂肪、分泌物が乳化するので、皮膚の表面をツルツルにする効果があり『美肌の湯』と呼ばれることが多いです。

 

浴用の適応症


切り傷 末梢循環障害 冷え症 皮膚乾燥症など

 

飲用の適応症


耐糖能異常 高尿酸血症 逆流性食道炎など

 

主な温泉地
妹背牛温泉(北海道) 東鳴子温泉(宮城県) 小谷温泉(長野県) 鳥越温泉(富山県) 十津川温泉(奈良県) 嬉野温泉(佐賀県) 別府温泉(大分県)

硫酸塩泉


カルシウムが多く含まれる場合は鎮静効果が高く、『傷の湯』『脳卒中の湯』と言われ、ナトリウムが多く含まれる場合は高血圧や外傷に効果があり、マグネシウムが多く含まれる場合は血圧を降下させ脳卒中後の麻痺を改善し、動脈硬化の予防に期待できます。

 

浴用の適応症


うつ状態 切り傷 末梢循環障害 冷え症 皮膚乾燥症など

 

飲用の適応症


便秘 胆道系機能障害 高コレステロール血症

 

主な温泉地
旭岳温泉(北海道) 作並温泉(宮城県) 四万温泉(群馬県) 毒沢温泉(長野県) 稲取温泉(静岡県) 玉造温泉(島根県) 阿蘇内牧温泉(熊本県)

二酸化炭素泉


炭酸ガスが含まれ、入浴すると気泡が身体に付着するため『泡の湯』と呼ばれています。『心臓の湯』とも呼ばれ、毛細血管を拡張し心臓に負担をかけずに血液の循環を良くするため、心臓病に効果があります。

 

浴用の適応症


自律神経不安定症 切り傷 末梢循環障害 冷え症など

 

飲用の適応症


胃腸機能低下

 

主な温泉地
五味温泉(北海道) 泡の湯温泉(山形県) 大塩温泉(福島県) 稲子湯温泉(長野県) 脇田温泉(福岡県) 長湯温泉(大分県) 妙見温泉(鹿児島県)

含鉄泉


鉄分を多く含み、空気に触れ酸化すると茶褐色に変化します。よく温まりリウマチ性疾患や更年期障害、子宮発育不全などに効果があります。 また、高所・高山にあると、高所気候による赤血球増加刺激作用が飲泉効果を促進すると言われています。

 

浴用の適応症


神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 運動麻痺
関節のこわばり うちみ くじき 痔疾など

 

飲用の適応症


鉄欠乏症貧血

 

主な温泉地
カルルス温泉(北海道) 鬼怒川温泉(栃木県) 石和温泉(山梨県) 道後温泉(愛媛県) 由布院温泉(大分県)

硫黄泉


卵を腐らせた独特のにおいは硫黄泉の『硫化水素型』です。 火山地帯に多く、湯だたりれを起しやすい泉質ですが、美肌効果があると言われています。源泉が空気に触れ酸化すると白濁するため、見た目・におい共に『温泉らしさ』がある人気の泉質です。

 

浴用の適応症


末梢循環障害 アトピー性皮膚炎 尋常性乾癬 表皮化膿症 慢性湿疹など

 

飲用の適応症


耐糖能異常 高コレステロール血症

 

主な温泉地
登別温泉(北海道) 鶴の湯温泉(秋田県) 蔵王温泉(山形県) 万座温泉(群馬県) 新穂高温泉(岐阜県) 湯の峰温泉(和歌山県) 霧島温泉(鹿児島県)

酸性泉


殺菌力が高く肌に強い刺激があるが、梅毒、頑固な水虫、金属アレルギー等の治療に効果があると言われています。 強酸性になると湯だたれを起こすことがあるので、石鹸等でゴシゴシ洗うことは避けた方がいいでしょう。

 

浴用の適応症


アトピー性皮膚炎 尋常性乾癬 表皮化膿症 慢性湿疹など

 

主な温泉地
大雪高原温泉(北海道) 酸ヶ湯温泉(青森県) 玉川温泉(秋田県) 草津温泉(群馬県) 那須湯本温泉(栃木県) 明礬温泉(大分県)

放射能泉


ラドンを含む温泉で、ラジウム温泉とも呼ばれています。 『ホルミシス効果』と言って微量な放射線を体に負荷をかけることにより免疫力が上がると言われています。 湯気から成分を吸収し鎮静作用でノイローゼの治療にも適しています。

 

浴用の適応症


高尿酸血症 関節リウマチ 強直性脊髄炎など

  

主な温泉地
奈女沢温泉(群馬県) 増富温泉(山梨県) 栃尾又温泉(新潟県) 三朝温泉(鳥取県)

含ヨウ素泉


ヨウ素は血管壁を柔らかくする作用があり、関節炎、リウマチ疾患、慢性眼炎などに効果があります。

 

浴用の適応症


痔の痛み 病後回復期 疲労回復 健康増進など


飲用の適応症


高コレステロール血症

 

 

主な温泉地
稚内温泉(北海道) 晩成温泉(北海道)新屋温泉(秋田県) 白子温泉(千葉県) 

まだある希少な成分

主な泉質は上記10の泉質ですが、希少な成分はまだまだあります。
ここではその一部をご紹介いたします。

含銅


適応症としては基本的に含鉄泉と変わりないが、それ以外の効果も期待できる。日本では希少な温泉で、飲泉すると独特な「しびれる感覚」があるので、施設の諸注意をご確認ください。

 

期待できる効果


月経障害 高血圧症 皮膚疾患

 

主な温泉地
立科温泉(長野県) 磯部温泉(群馬県)

含アルミニウム


適応症としては基本的に酸性泉と変わりないが、それ以外の効果も期待できる。特徴としては殺菌消毒作用があり、水虫や皮膚疾患に効果があると言われています。

 

期待できる効果


皮膚病 白内障 結膜炎

 

主な温泉地
恵山温泉(北海道) 蔵王温泉(山形県) 塚原温泉(大分県) 

バナジウム


鉄と併用して飲用すると、貧血に効果があるとされ、貧血患者で造血機能が促進したという事例が報告されている。 また、高血糖症の患者にバナジウム泉の飲用で、血糖値が低下したとの事例もある。

 

期待できる効果


2型糖尿病 動脈硬化

 

主な温泉地
金沢温泉(長野県) 冨士バナジウム鉱泉(山梨県)