2019年11月23日(土)~24日(日)の二日間、東京蒲田にて『温泉観光実践士養成講座』が開催され、地元東京はもちろん北海道から九州、さらには台湾から131名の温泉観光実践士が誕生いたしました。
温泉百貨店も運営事務局として講習会から懇親会までお手伝いさせていただきましたので、ここにご報告申し上げます。
温泉観光実践士養成講座~1日目~
温泉の正しい理解、温泉観光地の活性化に関する人材の育成を意図して、主に実践面を重視した講座を受講し、温泉観光実践士と認定するものです。
温泉地と旅行企画、観光地・温泉地の活性化法、温泉旅館の再生などの講座がございます。
今回で23回目の開催となりますが、東京での開催は昨年に続き5回目となり、宿泊業界・旅行業界への就職を目指す大学生から、旅館業、旅行業に携わっている方、温泉めぐりを趣味とされている方など様々な方に受講いただきました。
活気あふれる会場
131名の受講者が東京の温泉地蒲田に集まりセミナーが1日目の始まりました。
会場内は熱気にあふれ、全国から温泉関係者が集まっておりますので、久々の再開や名刺交換会など、受付開始前より賑やかな雰囲気となりました。
先ずは温泉観光実践士協会、崎本副会長よりご挨拶。
これからセミナーが始まります。
トップバッターは、今年誕生した新団体「純温泉協会」会長 山口貴史先生による「純温泉とは~純温泉で観光実践する~」の講義です。
純温泉とは何か。純温泉の素晴らしさを熱く語っていただきました。
純温泉が気になる方はホームページをご覧ください。
純温泉協会会長 山口貴史先生
赤倉温泉観光協会会長 遠間和広先生
続きましての講義は、赤倉温泉観光協会会長 遠間和広先生による「温泉地の健康ツアーのつくり方」です。
遠間先生は温泉ソムリエ協会家元でも知られており、今回も数多くのお弟子さんが受講されています。
昼休憩後の講義でしたので、みんなで体操をやり終始賑やかな時間となりました。
次は、初めての試み。
高崎商科大学教授 杉山維彦先生による「ムスリムの温泉入浴法」。
インバウンドが一般的な言葉となり、日本中の観光地で外国人観光客の見ない観光地は無いほど。
世界人口の中で2割以上はムスリムの方なので、この部分も無視できなくなっています。
温泉関連の講座でこの内容は初めての試みかと思います。
高崎商科大学教授 杉山維彦先生
日本銭湯文化協会公認 銭湯大使 ステファニーコロイン先生
次も初めての試み。
日本銭湯文化協会公認 銭湯大使のステファニーコロイン先生による「フランス人銭湯大使からみた銭湯の魅力」です。
ステファニー先生ならではの視点で日本の銭湯・温泉文化を語っていただきました。
終了後、ステファニーさんの書籍はあっという間に完売!
サイン会の列が途切れません。
本講座は全国から温泉関係者が集まっているので、休憩時間を利用して各団体のPRタイムがございます。
本日のPRタイムは
各団体の活動報告や各種ご案内をいただきます。
北海道 ニセコ温泉部
第二部【大田区民講座】『温泉の話題(つまみ食い)』
一旦解散後、第二部【大田区民講座】として一般の区民にも開放し、温泉分析の神様と呼ばれる、公益財団法人中央温泉研究所 顧問 甘露寺泰雄先生にご登壇いただき、『温泉の話題(つまみ食い)』をお話しいただきました。
中央温泉研究所 顧問 甘露寺泰雄先生
大田区出身の甘露寺先生のお名前は、温泉分析書で目にされている方も多いと思います。
大田区の温泉の話や、今までの研究や論文の中か温泉にまつわる話をつまみ食いして楽しくお話しいただきました。
興味深い内容に、時間はあっという間に過ぎてしまいます。