草津温泉伝統の湯治方法『時間湯』とは
草津温泉は、その豊富な湯量や見た目の華やかさが注目されがちですが、本当の凄さは江戸や明治といった古くから、全国から集まった湯治客が自らの体験と治癒の実績から、様々な入湯技術を生み出していったことです。湯治に特化した、世界で唯一の強酸性高温浴システム、それが時間湯なのです。
源泉の効能を最大限に活かす「湯もみ」
草津温泉の源泉は高温(65度位)であるため「湯もみ板」と呼ばれる長い板でかき回して、48℃の入浴可能な温度に冷ますことを「湯もみ」と言います。普通は48℃のお湯では熱くて入れませんが、草津温泉のような泉質(含硫化水素強酸性明礬緑ばん泉)で、濃度が濃いと入浴が可能です。 草津の湯の花は太陽光を浴びたり、空気に触れると結晶化します。湯もみにより温泉と空気が触れ合い、湯の花がたくさんできて濃度が濃くなります。 湯の花はコロイド状のもので、入浴時に体の周りに薄い皮膜ができますので体感温度は低くなります。 これをお湯が「柔らかくなった」「もまれた」等といいます。
加水せずお湯を冷まし、源泉の効能を最大限に活かすための昔の人の知恵が受け継がれています。
時間湯で使用されている湯もみ板は、お湯を揉めば揉むほど温泉成分が浸み込み摩耗していきます。摩耗した湯もみ板はお浄めを行い役目を終えます。
そんな中、実際に湯治を経験されたお客様から『湯治の記念になるものがほしい』『時間湯を経験した証になるものがほしい』などの声がございました。
そこで、役目を終えた湯もみ板をふたたび活用するために、この度再加工したものが、常に身に付けることのできる『オリジナルストラップ』と、湯もみを思い出す『ミニ湯もみ板』です。
実際に使用した湯もみ板を使用しておりますので、同じものはひとつとしてありません。
草津温泉時間湯の新しいお土産としての旅行記念に、大切なかたへのプレゼントに・・・是非どうぞ。
オリジナルストラップ
ミニ湯もみ板